地方公務でロジカルシンキング 2009.2
研修の概要
2009年2月 (2日間)
公務研修(都内)
- 内容
- ロジカルシンキング(問題解決技法)
- 演習の実施内容:手法の解説や効果
あなたは論理的ですかと質問すると、ほとんどの方がいいえと答えます。これは本当に出来ないのではなく、苦手意識からいいえと回答されることが多いのです。本研修では、論理的に考え、問題解決スキルとプロセルの向上のために3つの技術:①情報を取捨選択分類する技術。②根拠を示して自分の意見を述べたり、聞いたりする技術。③筋道を立てて考えたり、説明したりする技術を学びます。これらの技術を習得することで、論理的思考力を高め、問題解決能力の向上を図ります。
第一は、情報を取捨選択する技術です。マトリクスを活用し、情報の取捨選択により、自分の主張を漏れなく、ムラなく、重複なく整理できます。研修では、表組みや組織図などのチャートを用いて生情報から整理された情報への展開方法を学習します。またリンクマップ法を学習して、問題解決のプロセスを学びます。この技術がないと関連情報を単に羅列したり、論点が飛び聞き手が理解できなかったりします。
第二は、根拠を示して自分の意見を述べたり、聞いたりする技術です。根拠を明確に示したり聞くことにより論理関係を整理・理解できます。研修では、三角ロジックという分析ツールを学習し、自分の意見に根拠を明示したり、聞いたりします。この技術がないと自分では根拠を示していたつもりが、聞き手に理解してもらえないことがあります。
第三は、筋道を立てて考えたり、説明したりする技術です。筋道を示すことにより、聞き手は聞いている傍から理解と納得をしてくれます。研修では、リンクマップなどのツールを用いて、背景や必要性、問題点や課題、そして対策の明示とその後のステップを考える練習をします。また想定される反論についても対策を考える訓練もします。この技術がないと、そもそも全体像がつかめないので説明を聞いても印象に残りません。また聞き手は論点の飛躍を感じるので納得もしません。
上記技術を用いて、更に問題解決プロセスの原理原則を学び、各種ケーススタディで、知識レベルから実践レベルへ能力開発を致します。
現場においては、問題解決の連続です。職員の問題解決のスキルのレベルがサービスのレベルを決めるといってもいいでしょう。ところが、現実には、職員それぞれが自分の経験や知識にたより、合理的な問題解決をしていないことが多々あります。例えば、問題がなぜ起こったかの原因を考える前に、すぐに対策を考える。過去の成功体験にとらわれてしまう。メンバーの間で問題を考えるとき、メンバーにより問題の捉え方が異なる等。本研修では、結論に至るプロセスを合理的に考えて、問題解決を効率的に行い、質の高いアウトプットを出す技法を習得ことができます。
具体的には、本質的に問題を考える方法、分析的に問題を捕らえる方法、そして創造的に問題を解決する方法を本講座では学習します。
- 対象
- 公募(30名)
プログラム
時間 | 1日目 | 2日目 |
---|---|---|
午前 | ★オリエンテーション 第1条 マトリクスで情報の漏れ・ムラ・重複をなくす | 第4条 問題解決の基本 【総合演習1】本質的な問題解決 |
午後 | 第2条 三角ロジックで、主張に根拠を添える
「テーマ:各チームで選定」 | 第5条 問題解決会議の進め方
|
同様の研修を導入された企業・団体
飲食料品卸売、鉱業、食料品製造、銀行 証券、化学工、石油製品、保険、プラスチック製品製造、鉄鋼、宿泊 、非鉄金属製造、金属製品製造、機械器具製造、電気機械器具製造、学校教育、情報通信機械器具製造、電子部品・デバイス製造、輸送用機械器具製造、精密機械器具製造、学術・開発研究機関、電気、通信、情報サービス、インターネット附随サービス、鉄道、国家公務、地方公務
関連情報
この実績に関係するページ
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ウェブ講座:読むだけでロジカルスキルアップ!!
関西生産性本部の機関紙『KPCニュース』で連載した「超実践ロジカルスキル講座」の内容を、一部割愛したり加筆修正したりして掲載しました。ロジカルスキルの必要性や今日から使える思考のテクニックが満載です。弊社の研修プログラム内容のご検討材料としてご利用ください。