官公庁・地方自治体向研修 政策ディベート

政策ディベート研修

勝負よりも、政策の本質を深く問う議論スキルを習得

ディベートは、ロジカルシンキングやプレゼンテーション・交渉力などを総活用する、非常優れた総合コミュ ニケーションスキルのトレーニングです。ディベートの仕組みとやり方を理解した後、チームに分かれてディ ベートの試合を数回行います。回を重ねるごとに、議論のツボの捉え方やスピード感に慣れ、ロジカルコミュ ニケーションやチームワーク、思考スキルの極意を身につけていきます。

対象 新入職員~課長級 定員16~30名程度
形態 理論の説明 ► 演習 ► フィードバック ► 演習 ► 理解・定着の繰り返し
日数 2日間 (14H)
備考 論題などご相談に応じます。新採後期研修130名(講師2名体制)でも実施実績あり

ねらいと効果

ディベートの試合を通じて、相手の話を的確にメモを取り、趣旨や根拠を分析的理解できるようになります。 そして相手の議論の矛盾点や不合理、不備な点をすばやく確認し、短時間にプレゼンテーションする力をつけ ます。また審判役は、議論の勝敗を的確に判断することで分析や判断の瞬発力を強化します

 ◆鍛えられる能力:論理的思考能力/傾聴能力/意思伝達能力の強化

詳細

日本人は、よく議論が下手だといわれています。これは、単に、日本人の多くが、議論のしかたを学んだことがないのが原因です。議論のしかたを学ぶにはディベートが最適です。ディベートを学ぶことにより、議論に必要な3つの能力~論理的思考力、傾聴能力、意思伝達能力~が効率よく身につけられます。

第一に、論理的思考力が身につきます。論理的思考能力とは、自分の主張が成立する過程を、明確な根拠で抜けなく裏づけられる能力です。ディベートでは、肯定側・否定側のどちらがより論理的であったかを競います。したがって、論理的に考える力が自然と養われます。論理的思考能力が高まれば、複雑な状況下でも正しい判断が下せますし、人を説得しやすくなります。

第二に、傾聴能力が身につきます。傾聴能力とは、相手の主張に耳を傾け、その論点を見抜く能力です。ディベートでは、相手の主張に対して指定時間内に反論しなければ、その主張は肯定されたものとされます。したがって、相手の主張をよく聴き、素早くその論点を見抜く力が自然と養われます。傾聴能力が高まれば、互いの議論を噛み合わせられますし、それだけ論点も深められます。

第三に、意思伝達能力が身につきます。意思伝達能力とは、自分の考えを相手に効果的に、正しく伝える能力です。ディベートでは、制限時間内で、第三者のジャッジに、自分の考えを理解してもらわなければ、勝つことはできません。したがって、自分の考えを効果的に人に伝える力が自然と養われます。意思伝達能力が高まれば、スムーズに議論が進みますし、誤解による問題発生も防止できます。

研修の特徴

  • ビデオ教材の活用で、初めての人でもディベートを簡単に、奥深く学習できます。

  • 本格ディベート際に「講師と対戦する」ことで、飛躍的なスキルアップが図れます。(他社にない特徴)

  • 経験豊富な講師からのフィードバックにより、問題点と対策が具体的に即確認できます。

  • ロジカルシンキングや折衝力・交渉力研修と連動させて総合的に能力開発ができます。

タイムテーブル

1日目 2日目
オリエンテーション
1. ディベートの概要
  【演習】ビデオ視聴
2. 論理的思考
  【演習】論理的思考
3. 立論の構成
4. 反対尋問
  【演習】隠し言葉ゲーム
5. 反駁の仕方(議論の深め方)
  【演習】ディベート準備
    ・ワークブックを用いた一般的な論題
  【演習】ディベート試合①
  【演習】ディベート試合②
6. 本格ディベート論題選択
7. 審査の方法
  【演習】本格ディベート準備
   ・実際の政策課題を用いた組織固有の論題
  【演習】本格ディベート試合①
  【演習】本格ディベート試合②
  【演習】本格ディベート試合③
  【演習】本格ディベート試合④
  【演習】グループ討議
   ・ディベート研修をどのように職場で活かすか

◆受講者は事前課題として、議論してみたい市政・県政の重要課題(論題)を事前提出します。

◆本格ディベートの論題は、1日目の最後に受講者の多数決等で選定します。

テキスト・教材見本

ビデオ教材と連動したテキスト、豊富なワーク ブックで、初心者でも本格的な議論技術を習得

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ディベート試合のメモ例講師は、ホワイトボートにメモを取 り、好ましい議論と不適切な議論を指摘します。

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受講者の声

  • ディベートは、人の揚げ足を取ればよいと誤解していた。

  • 論理的思考の重要度。会議等で考え方が今までとは変わると思う。

  • いかに討議内容・要点をメモし、理解するか。これが内容の濃い議論をするためには必要不可欠である。

  • 環境の違う人への説明やコミュニケーションのための手段を学ぶことができた。

  • 相手の話を聞き、自分の意見を述べて、比較していくことで意見を納得してもらうまでの流れがわかった。

  • 思考の瞬発力が鍛えられた。

  • 相手に説明するときの表現方法の重要性を知ることができた。

  • 自分の発言に対し、相手が反論してくるときの切り口が見えた。

  • 疲れました。こんなに考え続けたことはありません。

  • ひとつの論点について多角的に検証し、メリット・デメリットの正確性を上げることができた。

政策ディベート研修:もっと詳しい資料

※PDFは別ウィンドウで開きます。

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